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2000 年度 実績報告書

RA患者におけるFas/Fasリガンド系アポトーシスの関与と治療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671352
研究機関岐阜大学

研究代表者

武内 章二  岐阜大学, 医学部, 教授 (50021473)

研究分担者 森田 敏子  福井医科大学, 医学部, 助教授 (30242746)
斎藤 邦明  岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (80262765)
清島 満  岐阜大学, 医学部, 教授 (10171315)
キーワード慢性関節リウマチ / アポトーシス / Fas蛋白 / サイトカイン
研究概要

近年,種々のレセプターが可溶型となり血中に存在していることが報告されてきた。我々も発症メカニズムとの関連において,可溶型TNFレセプターの測定を行い,その他のサイトカインとの関係について検討を行った。
対象はRA患者59例,OA(変形性膝関節症)患者17例の各膝関節液について検討を行った。検討項目はCRP,RFはLPIA法で,IL-6,IL-8,TNF-α,sTNF-R(P55),sTNF-R(P75)はELISA法で測定した。
sTNF-R(P55),sTNF-R(P75)の測定値はRA患者11.10±4.83ng/ml,OA患者6.47±2.06ng/mlでありRA患者がそれぞれ有意に高値であった(P<0.001)。また,その他の項目とsTNF-R(P55,P75)の相関はRA患者ではCRP(0.497),RF(0.296),IL-6(0.398),IL-8(0.464),TNF-α(-0.046)であった。一方OA患者では,CRP(0.603),RF(NS),IL-6(0.395),IL-8(0.494),TNF-α(0.368)であり,TNF-αに有意な差がみられた。
sTNF-RはP55,P75共にOAに較べてRAでは高値であったが,TNF-αとの検討ではOAに較べRAは負の傾向にありレセプターとリガンドとの関係について今後更なる検討の重要性が示唆された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 佐藤正夫: "RA患者におけるトリプトファン代謝産物濃度の検討"中部リウマチ. 30(2). 141-142 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤正夫: "慢性関節リウマチ患者における膝関節液中IL-18濃度の検討"中部リウマチ. 31(1). 8-9 (2000)

  • [文献書誌] 佐藤正夫: "慢性関節リウマチ患者におけるキヌレニン-キノリン酸代謝の亢進"臨床リウマチ. 12(3). 241-247 (2000)

  • [文献書誌] Morita.T: "3-Hydroxyanthranilic acid, AL-Tryptophan metabolite, induces apoptosis in monocyte-derived cell stimulated by interferon-γ"Ann, Clin, Biochem.. (in press). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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