研究概要 |
SDラット雄 24匹を対象に以下の研究を行った。 1、 ラットをペントバルビタールを腹腔内投与し気管切開調節呼吸とした。 2、 腰部脊髄硬膜内に微小電極を挿入し一酸化窒素電極測定装置を用いて電極法による一酸化窒素濃度を測定した。 これをベースとして、疼痛刺激を両下肢、尾、両上肢に加え、この刺激に対する一酸化窒素の発生量を測定した。 1, 一酸化窒素合成阻害薬であるL-NAMEを40mg/kg投与し一酸化窒素産生阻害を観察した。 2、 ラット右下肢にホルマリンを注入し疼痛モデルを作成した。 3、 腰部脊髄硬膜内に微小電極を挿入し一酸化窒素電極測定装置を用いて電極法による一酸化窒素濃度を測定した。 結果、 疼痛刺激による脊髄腔内一酸化窒素産生を認めた。 L-NAMEは一酸化窒素産生を抑制したが、完全ではなかった。 ホルマリン疼痛モデルの研究は現在進行中である。
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