研究概要 |
多発性嚢胞腎の疾患遺伝子PKD1のマウスホモログであるpkd1遺伝子を129マウスゲノムDNAライブラリーよりクローニングし、5'側約12kbについて制限酵素地図を作成した。上流エクソン3-5を欠失するターゲッティングベクターを作成し、ES細胞に導入した。ターゲッティングベクターは薬剤耐性による選択カセット(neo,DTA遺伝子)を使用した。目的とするエクソンを相同組換えにより欠失させたES細胞を薬剤耐性により選択し、マウス初期胚の胚盤胞に注入し、さらにこの初期胚を偽妊娠雌マウスに子宮移植し、キメラマウスを作成した。現在キメラマウスとB6マウスの交配により遺伝子欠損動物(ノックアウトマウス)の産出を計画中である。
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