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1998 年度 実績報告書

MN抗原を標的分子とした抗体による腎細胞癌の診断・治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10671490
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

仲川 嘉紀  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (60281276)

研究分担者 吉川 和宏  愛知医科大学, 医学部, 講師 (60109759)
平尾 佳彦  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00133207)
植村 天受  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90213397)
キーワード腎細胞癌 / MN / CA9
研究概要

1. MN/CA9抗原発現マウス腎細胞癌モデルの作製
(1) われわれが既に入手しているMN/CA9cDNAの組み込まれたplasmid pSRINeoを、電気パルス法によりマウス腎細胞癌培養細胞RenCaへの遺伝子導入した。遺伝子導入細胞の選択はG418により行い、得られたクローンのMN/CA9発現はMHA(Mixed Hemadsorption)により検査したがMN/CA9の発現を認められなかった。そのためplasmid pSRINeoよりMN/CA9 cDNAを切り出し発現Vector BCMGSNeoに組み込んだ後、再度RenCa細胞に遺伝子導入を行った。MHAによりMN/CA9の発現を確認したことより、MN/CA9発現RenCa細胞の作製に成功した。
(2) 次にMN/CA9導入RenCa細胞を、近交系マウスBALB/cの皮下に注入し腫瘍の増殖を認めると共に、摘出した腫瘍をG250抗体により免疫組織染色を行い、MN/CA9の発現を確認した。これによりMN/CA9を発現した腎細胞癌マウス実験モデルを確立した。
2. 大腸菌によるMN/CA9抗原の作製
MN/CA9 cDNAの一部をPCR法により増幅させた後、制限酵素で切り出し、蛋白精製Vector組み込んだ。このplasmidを大腸菌にtransfectionし、増殖させることにより大量の蛋白の精製が可能である。現在、精製された蛋白がMN/CA9の抗原性をもつものかを検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 仲川嘉紀: "Radiation Hybrid Mapping of the Human MN/CA9 Locus to Chromosome Band 9p12-13" Genomics. 53・1. 118-119 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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