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1998 年度 実績報告書

尿路悪性腫瘍における癌関連遺伝子の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10671491
研究機関北里大学

研究代表者

内田 豊昭  北里大学, 医学部, 講師 (70146489)

研究分担者 佐藤 威文  北里大学, 医学部, 助手 (50286332)
入江 啓  北里大学, 医学部, 助手 (50193694)
岩村 正嗣  北里大学, 医学部, 講師 (20176564)
頴川 晋  北里大学, 医学部, 講師 (60160347)
キーワード腎細胞癌 / bcl2遺伝子 / アンチセンス / 遺伝子療法
研究概要

遠隔転移を有する進行性腎細胞癌に対する治療法として、アポトーシス抑制遺伝子であるbcl-2遺伝子のアンチセンスオリゴヌクレオチド療法の有効性について基礎的に検討した。
1) 各種腎細胞癌細胞培養株および臨床腎細胞癌摘出検体におけるbcl-2の存在と局在をbcl-2抗体を用いた免疫組織染色を施行した.その結果,腎細胞癌細胞培養株6株中3株(50%),臨床腎細胞癌検体113例中54例(47.8%)にbcl-2陽性であった.
2) Bcl-2陽性腎細胞癌細胞培養株であるACHN細胞に対するbcl-2アンチセンスオリゴヌクレオチドの増殖抑制効果を判定するとともに,投与前と投与後のbcl-2を経時的にウエスタンおよびノーザンブロッテイングを用いて測定した。ACHNはbcl-2の添加により増殖は抑制され,かつbcl-2は濃度依存性および経時的に減少した.また,フローサイトメトリーおよびDNA fragmentation assayにてアポトーシスの増加が認められた.
今後は,ヌードマウスに移植したACHNに対するbcl-2アンチセンスの増殖抑制効果について検討する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Egawa Shin: "Inadequacy of free prostate specific antigen parameters in the prediction of pathologic Fathologic extent of prostate cancer in Japanese men." Urology. 52. 230-236 (1998)

  • [文献書誌] 王 春喜: "精巣腫瘍におけるp53遺伝子およびゲノム不安定性の解析" 日本泌尿器科学会雑誌. 89. 780-787 (1998)

  • [文献書誌] 内田豊昭: "尿路悪性腫瘍におけるゲノム不安定性と修復機構" 日本泌尿器科学会雑誌. 89・12. 917-930 (1998)

  • [文献書誌] Uchida Toyoaki: "BRCA1 mutations and loss of heterozygosity on chromosom 17p13 in primary prostate cancer." Int.J.Cancer.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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