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1998 年度 実績報告書

ヒト腎癌におけるCD40刺激及びインターフェロンγの生物学的効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10671497
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

藤井 常宏  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50297420)

研究分担者 船越 哲  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80229096)
キーワード腎癌 / CD40 / インターフェロンγ / SCID マウス
研究概要

平成10年度の研究進行状況は以下の通りである.
(1). in vitro assay
1). 細胞株;ヒト腎癌細胞株(769-P,786-O,A-498,A-704),ヒト前立腺細胞株(PC-3,LNCaP),ヒト膀胱癌細胞株(HT-1197,HT-1376)(以上ATCCより購入)の細胞膜表面のCD40発現を,の蛍光抗体法にて検討したところ,769-P,786-O,PC-3,LNCaPにおいて陽性であった.
2). これらCD40陽性ヒト腎癌細胞株769-Pと786-Oにおける可溶性CD40ligand(Dr.WilliamC.Fanslow,Immunexより供与)の抗腫瘍効果を,1.MTT assay,2.thymidine取り込みにて検討したところ,769-Pにおいてより強い抗腫瘍効果が観察された.
3). この抗腫瘍効果のメカニズムを,769-Pについてapoptosis/necrosisの両面から検討するため,1.flow cytometry(PI staining),2.tripan blue stsiningにて検討したところ,apoptosisが観察された.
(2). in vivo assay
1). 6週齢以上のCB-17/SCIDマウス(日本クレア)に,5x10^6個のヒト腎癌細胞株769-Pを腹腔内投与したところ,平均30-40日後に腫瘍にて死亡した.
現在までの研究進行状況は上記の通りである.今後は,in vivoにての可溶性CD40 ligandの,腎癌細胞株に対する抗腫瘍効果を検討する計画である.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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