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1999 年度 実績報告書

卵胞閉鎖機構におけるアポトーシスの意義およびその調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671548
研究機関徳島大学

研究代表者

苛原 稔  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (20160070)

キーワードInterlenkin-1β / ICE / サイトカイン / 卵巣 / 卵胞発育 / 卵胞閉鎖 / TNFα / GnRH
研究概要

平成11年度の研究では、卵巣におけるInterleukin-1 β converting Enzyme(ICE)の産生を調節する因子について、卵巣細胞培養系を用いて、各種ホルモン、サイトカイン等を添付することにより、,卵巣培養細胞でのICEmRNAの発現量の変化を目安にして検討した。
25日齢幼若雌ラットから採取した卵巣細胞培養系の中に、視床下部・下垂体ホルモン、卵巣性ステロイドホルモン、卵胞発育に関与するサイトカインを添加し、ICEmRNAの発現量の変化を検討した。mRNAの測定はRNase protection assayを用いて行った。
1)視床下部・下垂体ホルモンでは、GnRHがICEmRNAの発現を約140%増加させた。2)卵巣性ステロイドホルモンでは、男性ホルモンであるアンドロゲンがICEmRNAの発現を約160%増加させた。3)サイトカインでは、TNFαがICEmRNAの発現を約200%に増加させた。一方、デキサメサゾンはICEmRNAの発現を60%に減少させた。
以上より、卵胞閉鎖に関与することが知られている、GnRH、アンドロゲン、TNFαは、ICEmRNAの発現を増加させることにより、アポトーシスの活性さる可能性化が明らかとなり、ICEを介したアポトーシス機構が、卵胞閉鎖に関与する可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Irahara,M.et.al: "Expression and hormonal regulation of rat ovarian interleukin 1-beta converting enzyme,a putative apopfotic marker"J.Reprod.Immunol.. 45. 67-79 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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