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1998 年度 実績報告書

高齢者めまい患者における,24時間血圧運動と睡眠時無呼吸に関する臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671583
研究機関山形大学

研究代表者

小池 修治  山形大学, 医学部, 助手 (10205297)

研究概要

当科における平衡機能検査は、年間約500件前後を行っているが、その約6割が50歳以上の高齢者である。最近特に高齢者で降圧剤内服中にめまいを訴える例が多く、またいびきや睡眠時無呼吸を合併しているケースもたた見られたため、めまい患者の24時間血圧変動と睡眠時無呼吸というテーマにて研究を開始した。まず、スクリーニングとして、当科外来での診察時に立位・仰臥位での血圧の変動〔シェロン・テスト〕を施行し、陽性例(仰臥位→立位で収縮期血圧で20以上の低下)や
境界例(仰臥位→立位で収縮期血圧で10以上の低下)について、またシェロン・テスト陰性ながらも起床時および体動時にめまいを訴える症例について携帯型24時間血圧計を患者に貸与してその血圧の変動について検討した。その結果、特に朝方にめまいを訴える症例は、朝方起床時の著名な低血圧と起床後の血圧の上昇(Morning surge)がみられない場合が多く、また降圧剤内服例では血圧を下げすぎ逆に日中にも血圧が上昇しない過剰降圧例が多いことがわかってきた。この所見については、コントロール症例と十分な統計学的検討を加え、本年の平衡神経科学会に発表予定である。また、こうした血圧変動異常症例に睡眠時無呼吸をどの程度合併するか、本年度解析を予定しているが、かなりの症例で軽度-中程度の睡眠時無呼吸を合併している傾向があることがわっかってきた。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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