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1999 年度 実績報告書

漢方薬による眼炎症性疾患の基礎的研究と臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671636
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

早坂 征次  富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (00004961)

研究分担者 長木 康典  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (00272914)
開 繁義  富山医科薬科大学, 附属病院, 講師 (40181151)
キーワード漢方薬 / 黄連解毒湯 / 洗肝明目湯 / 前房内フレア値 / 白内障術後
研究概要

1.プロスタグランジンE_2(PGE_2)の経角膜投与で惹起した前房内フレア値の上昇に対し、漢方薬の前投与でこの前房内フレア値が抑制されるかどうかを反応-時間曲線下面積(AUC)を用いて比較した。
(1)洗肝明目湯(ヒト投与量の10倍量)を5日間前投与した有色家兎では、経角膜的PGE_2投与で惹起した前房内フレア値上昇には、有意な抑制効果はみられなかった。
(2)黄連解毒湯(ヒト投与量の10倍量)を5日間前投与した有色家兎では、経角膜的PGE_2投与で惹起した前房内フレア値上昇を、有意に抑制した(p<0.05)。
2.リポポリサッカライド(LPS)の全身投与で惹起した前房内フレア値の上昇は、黄連解毒湯と洗肝明目湯の5日間の前投与で有意に抑制された(p<0.01)。
3.臨床的研究では、白内障術後の前房内フレア値上昇は、黄連解毒湯の投与で有意に抑制された(p<0.05)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 矢野宏樹,開 繁義,早坂征次: "Effects of Kakkon-to and Sairei-to on experimental elevation of aqueous flare in pigmented rabbits"Japanese Journal of Ophthalmology. 43. 279-284 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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