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1998 年度 実績報告書

拍動流エネルギーによる発育期の肺動脈血管壁、内皮細胞の変化(フーリエ解析の応用)

研究課題

研究課題/領域番号 10671674
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

新岡 俊治  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20192122)

研究分担者 吉儀 雅章  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50246518)
キーワード拍動流 / 肺動脈 / 内皮細胞 / フーリエ解析
研究概要

新生犬、幼犬における外科手技はShinokaらのモデル作成技術(Shinoka T.et al.,J ThoracCardiovasc Surg 1997:in press,Shinoka T.et al.,Circulation 1996:94(9 Suppl):II164-8)を応用する。プレロックモデル群では右鎖骨下動脈-肺動脈吻合を行い、右心室-肺動脈間は遮断する。グレンモデル群では上大静脈-右肺動脈吻合を行う。手術施行時吻合部末梢の肺動脈内にカテ先圧センサー(Miller Iinstruments,2F Type)を押入し、さらにTransonic社ドプラ流速計を肺動脈周囲に装着後血管内圧、血流など血行動態の記録を行う。カテーテル留置のまま閉胸した後、術後管理を行い、1カ月、3カ月、6カ月後の段階で再度血行動態の記録を行い、肺動脈を摘出固定し、組織評価を行う。モデルが2群、術後期間が3群あるため、計6群の実験群、そして年齢をマッチさせたコントロールが3群ある。各群n=5を目標とする。
血行動態の記録、解析はYoshigiらが確立した周波数分析、集中モデルを用いたシミュレーション解析を用いる(Yoshigi and Keller,Am J Physio1273;H19-H27:1996)。これにより、各周波数帯域におけるインピーダンス、エネルギー消費が算出される。肺動脈の発育評価は各種報告されている手法を用いるが、血管床の評価にはdye injectionによる切片のvideo densltometryによる定量化、そして中膜の評価にはエラステン染色、コラーグン染色を行う。
平成10年度の目標ぼ2つある。第一に実験群モデル作成のための外科手技の確立・および術後管理技術の確立、第二には幼犬においてパイロットスタディを行い、解析方法における問題点の指摘、改善を行うことである。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Shinoka T: "Creation of viable pulmonary artery through tissue engineering" J.Therac Cardicvase.Sarg. (1998)

  • [文献書誌] Shinoka T: "Tissue Engineering Heart Valnc" Circulation. 94. 164-168 (1997)

  • [文献書誌] Yoshigi M: "Characterization of lempogonic aortic impcdance" Am J Physiol. 273. 19-27 (1997)

  • [文献書誌] Yoshigi M: "Lineary of pulsatite pressure-flow relations" Circulation Research. 79. 869-870 (1997)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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