1.実験群モデル作成のための外科手技の確立、および術後管理技術の確立(継続中) 発育期肺動脈の血行動態を実験的かつ物理逆に変化させるためには外科的手技の確立と安定したモデルの作成が必須である。本年度試みた外科的手技としては鎖骨下動脈-肺動脈間吻合、上大静脈-右肺動脈吻合、肺動脈絞扼術およびそれらの組み合わせである。いずれも外科的には生存可能で術後管理に伴う問題点も判明した。上記うち外科的手技、術後管理が比較的容易なものを選択することとしたが、現在もいまだ模索中である。 2.幼犬におけるパイロットスタディーおよび解析方法における問題点の指摘、改善 慢性生存犬において血行動態のデータ収録とその解析方法の問題点、とくに組織学的検討の模索をおこなった。
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