唾液高プロリン含有蛋白質P-B(J.Biochem.1979 86 79-86)をコードする遺伝子PBIIをPCRクローニングし、その塩基配列を決定した。テンプレートにはヒトゲノムDNAを、プライマーにはP-BcDNA(J.Biochem.1994 115 1101-1106)の塩基配列に基ずいて設計されたオリゴヌクレオチドを用いた。 PBIIは7.1kbpであり3個のエキソンを含む。PBIIはエキソン部だけでなくイントロン部に於いても 以前、我々が塩基配列を決定したPBI(ヒトゲノムライブラリーをP-BcDNAフラグメントをプローブとしてスクリーニングして得た遺伝子J.Biochem.1997 121 1025-l030)と顕著なホモロジーを有する。PBIIとPBIは他の大部分の唾液高プロリン含有蛋白質とは異なる遺伝子ファミリーに属する。PBIIの塩基配列をデータベースに登録した(アクセッション番号AB031740)。
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