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2000 年度 実績報告書

DICOM-3.0に準拠した歯科放射線画像診断情報システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10671765
研究機関東京都立保健科学大学

研究代表者

加藤 二久  東京都立保健科学大学, 保健学部, 助教授 (70095107)

研究分担者 大林 尚人  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (40176988)
根岸 徹  東京都立保健科学大学, 保健学部, 助手 (00259144)
斎藤 秀敏  東京都立保健科学大学, 保健学部, 助教授 (50196002)
キーワードDental Radiology / PACS / RIS / DICOM規格 / 医療情報
研究概要

1.口内法フィルム画像からの二次取得システムの接続
昨年度までに開発したファイリングシステムに、新しく開発した口内法フィルムを自動的に現像し、ディジタイズするシステムを接続した。これにより、歯科放射線画像診断において最も重要な口内法画像が効率良くファイリングシステムに入力できるようになった。
2.顎間接動画像の取り込み
MIRで駒撮り撮影した顎間接の動画像は、今後多くの顎間接疾患の診断に応用される可能性がある。この動画像を、パソコンで普及しているQuick Formatを利用してDICOMオブジェクトとして保存するアルゴリズムを開発した。Quick Formatのための属性をプライベート属性用のシャドウグループに定義した。これを使った、オブジェクト生成と再生のためのソフトウエアを開発した。このソフトウエアを使って、顎関節のMRI動画像をDICOMサーバーに収録し、検索取得して、動画像を再生する事に成功した。
3.口内法画像のサンプルオブジェクトの作成
DICOM2000で正式に画像保存オブジェクトの1形式として確立した、口内法画像のSOPクラスであるIO-IDには、診療上の読影や、後日の臨床研究、そして画像の品質管理に役立つ様々なデータを記述できる属性が定義されているが、これらがすべて書き込まれているサンプルオブジェクトは存在しなかった。そこで、今後の応用機器開発の便宜に、定義された全ての属性に値が書き込まれたサンプルオブジェクト作成を試みた。この結果、コードデータ記述のためのSDMコード定義が、歯科診療用には決定的に送れている事が判明した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 野村行弘,加藤二久,斎藤秀敏,根岸徹 他: "東京都立保健科学大学における教育・研究用DICOMネットワークの構築について"東京保健科学学会誌. 2・4. 300-306 (2000)

  • [文献書誌] T.Negishi,T.Katoh,M.Fukushi, et.al.: "Adoptation to DICOM-3.0 of the jow joint movement image"SPIE International Symposium on Medical Imaging 2000 Proceedings. 3980. 429-436 (2000)

  • [文献書誌] T.Katoh,T.Sasaki,H.Kotani,H.Saitoh,T.Nenigshi,N.Ohbayeshi, et al.: "A Digitization and filing system of film based intra-oval radiography"Oval and Maxillofacial Radiology Today. 129-131 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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