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1999 年度 実績報告書

重合収縮を考慮した義歯床用アクリリックレジンと金属の接着法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671819
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

若林 則幸  東京医科歯科大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00270918)

研究分担者 曽根田 兼司  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (10226714)
水谷 紘  東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (00014324)
キーワード歯科用金属 / 接着性レジン / 義歯床 / チタン合金 / 赤外線ろう付け
研究概要

部分床義歯は種々の金属材料とアクリリックレジンなどの有機材料を効果的に組み合わせて製作する補綴装置である.しかし,異なる材料を複合的に用いるため,その接合部の強度や耐久性が部分床義歯の長期的な予後に及ぼす影響が大きい.本研究は平成11年度において,床用レジンの重合方法の違いおよびメタルフレームスケルトン部の保持形態の違いが重合後のレジンの残留ひずみと金属-レジン間の剥離現象に及ぼす影響を明らかにするとともに,臨床応用した結果,得られた知見の妥当性について十分確認することができた.そこで,平成12年度ではさらに研究内容を発展させることとし,金属材料同士,とくにチタンで製作したメタルフレームに金合金のクラスプを接合する方法として,赤外線ろう付けを用いた新しい方法の有効性を検討した.その結果,本法によって表面改質したのち金合金クラスプを鑞付けして製作したTi-6Al-4V合金超塑性成形義歯床は,臨床予後観察において良好な結果を示し,本法はチタン補綴物を接合するこれ以外の方法,すなわちレーザー溶接法などに対し経済的かつ技術的に容易な代替法として用いることが十分に可能であることが示唆された.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Wakabayashi N, Yatabe M, Ai M, Sato M, Nakamura K: "The influence of some demographic and clinical variabes on psychosomatic traits of patients requesting replacement removable partial dentures"J Oral Rehabil. 25・7. 507-512 (1999)

  • [文献書誌] Wakabayashi N, Ai M, Iijima K, Takada Y, Okuno O,: "Infrared gold alloy brazing on titanium and Ti-6AI-4V alloy surfaces and its application to removable prosathodontics"J Prosthod. 8・3. 180 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤雅之,谷田部優,藍 稔,若林則幸,中村和夫: "新たな部分床義歯製作を希望した患者の心理的傾向についての評価"日本補綴歯科学会雑誌. 43・5. 871-876 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2014-01-22  

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