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1998 年度 実績報告書

咀嚼圧下における義歯床下骨組織の吸収量に対する糖尿病の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671826
研究機関岡山大学

研究代表者

白井 肇  岡山大学, 歯学部, 助手 (00263591)

研究分担者 森 慎吾  岡山大学, 歯学部, 助手 (30252993)
原 哲也  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60238160)
佐藤 隆志  岡山大学, 歯学部, 教授 (80034172)
キーワード糖尿病 / 義歯床下骨組織 / 咀嚼圧 / 骨吸収量 / 組織計測 / ラット
研究概要

糖尿病患者の義歯床下骨組織では,健常者に比べて吸収が生じ易いことが経験的に知られている.しかし,この現象については何ら科学的に明らかにされていない.そこで本研究では,糖尿病ラットの臼歯部口蓋に,義歯床を介して規定した大きさの咀嚼圧を加えることによって骨吸収を誘発させ,糖尿病が咀嚼圧下における義歯床下骨組織の吸収量に及ぼす影響について,組織計測的手法を用いて検討することを目的とした.
実験動物にはストレプトゾトシンの投与によって糖尿病を誘発した10週齢のウイスター系雄性ラット250匹[義歯装着群4群(義歯装着被覆群1群,義歯装着加圧群3群)ならびに義歯非装着群1群,各群50匹]を用いた.義歯装着被覆群には,義歯床下組織を無圧の状態で被覆する義歯床を,義歯装着加圧群には,それぞれ1.0,20.0または40.OkPaの咀嚼圧を義歯床下組織に対して加える義歯床を,臼歯部口蓋に対して装着した.義歯非装着群は無処置のまま経過させた.全実験動物に対して6週齢時,義歯床装着時(22週齢時)および義歯床装着4日後以降1週間ごとに,骨組織の蛍光ラベリングを施した.観察期間は義歯床装着の1週後から10週後まで毎週とし,観察期間毎に各群の5匹ずつから口蓋組織を採取した.採取した口蓋組織は,Villanuevaの骨染色の後,約50μmの厚さの未脱灰連続研磨標本とした.
現在,各実験例毎に義歯床下臼歯部口蓋の口蓋側骨面を対象として,6週齢時のラベリング線から口蓋側骨面または口蓋側方向に向かって最初のラベリング線までの長さを,計測し,骨吸収量の算出を行っている.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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