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1998 年度 実績報告書

CAD/CAM補綴における歯冠形態計測法の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671848
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

藤田 忠寛  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (70130929)

研究分担者 井野 智  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (80257295)
深瀬 敦  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (50165255)
菊田 大士  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20130916)
キーワードCAD / CAM / レーザー / フォーカス変位計 / 3次元計測 / 5軸計測 / A / D変換 / ブリッジ / 硬質レジン
研究概要

本年度は支台歯極座標計測機構とその計測プログラムの開発、ならびにCAD/CAM加工に適したレジンの選定、比較検討を主体に行った。
(1) 支台歯極座標計測機構の開発:従来の接触式センサにかわり、レーザー変位計(LK-030,LK-2000)を3次元加工機に垂直方向に装着した。レーザー変位計は光線が被測定物に対して90度に当たる時が最も精度が高く、斜面になるにしたがって精度がおちる性質がある。そこで、被測定物(支台歯)をX軸、Y軸回りにそれぞれ旋回させるための旋回テーブル(SA05-03:神津精機、パルスモーター付きスイベルテーブル)を取り付けた。
(2) 計測プログラム開発:レーザー変位計のアナログ出力のA/D変換(NR-150)取り込みルーチンと、旋回テーブルの駆動ソフトを開発した。実験により変位計の測定深度が±5.0mmと、予想外に大きく得られたため、当初想定していたZ軸コントロールをほとんど行うことなく、XY2軸の制御のみで支台歯軸面の計測が可能となった。これにより、計測時間は大幅に短縮させることができたた(約10min/l歯で、従来の約1/10)。
(3) 実験試料の製作とレジンの選定:本年度は現在市販されている硬質レジン3種類を選定してクラウンを製作し、破壊試験によりシステムに対する適否を検討した。その結果、エステニアが最適であったため次年度の自動盛り上げ法の開発研究にはこれを使用することとした。また、実験試料は|(5)6(7)ブリッジとし、そのマスター模型を製作した。
上記研究成果は、(1)(2)については4th International Symposium on Titanium in Denttistry(Geneva,Switzerland)、(3)は日本補綴歯科学会第100回学術大会(東京)において発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 井野 智、菊田大士、深瀬 敦、藤田忠寛: "オール・マンポジットクラウンと試作したマンポジット前装セラミッククラウンの破壊性状第2報セメント材による影響" 日本補綴歯科学会雑誌、第100回特別号. 42・特別号. 193-193 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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