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1999 年度 実績報告書

腺様嚢胞癌由来培養細胞株における細胞死と転移機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671876
研究機関鳥取大学

研究代表者

領家 和男  鳥取大学, 医学部, 教授 (20093635)

研究分担者 片岡 聡  鳥取大学, 医学部, 助手 (20283989)
キーワード腺様嚢胞癌培養細胞株ACC-3 / アポトーシス / 5ーFluorouracil / Nedaplatin / Carboplatin / P53 / VEGF
研究概要

腺様嚢胞癌由来培養細胞(ACC-3)に対する各種抗癌剤5ーFluorouracil(5-Fu),Nedaplatin (NED),Carboplation(CBDCA)の細胞死について検討し、更にApoptosis についても検討した。腫瘍細胞はACC-3以外にもHSC-2,HSC-3,HSC-4,Ca9-22などの扁平上皮癌についても検討した。各細胞の増殖抑制効果はMTTアッセイにより、ApoptosisはTUNEL法にて行った。
腫瘍増殖抑制効果は5FuではCa9-22が最も高く、次いでACC-3,HSC-4と続いたがHSC-2やHSC-3ではみられなかった。NedではHSC-3が最も高く、次いでHSC-4、Ca9-22,HSC-2,ACC-3(55%)の順であった。CBDCAではHSC-2が最も高く、HSC-4,HSC-3,Ca9-22(60%)の順であった。TUNEL法によるApoptosis分析はApoptosis Index で算定したが、5FUでは24時間後HSC-3 12%、HSC-2 10%、HSC-4 8%、ACC-3 2%で、Nedにおいては24時間後HSC-3 3%、HSC-4 52%、ACC-3 6%であった。CBDCAではACC-3 は3%であった。
Apoptosis誘導機序は、p-53蛋白の発現をウエスタンブロット法により明らかにする予定であったが、5Fu、Ned,CBDCAいずれも単独ではApoptosisの効果は少ない事が判明したため、p53蛋白に加えVEGFの発現を調べ遠隔転移との関連を検討した。その結果、p53の出現とVEGFの出現に関連がみられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Rieko Doi: "Expression of p53 oncoprotein increases inratumoral microvessel formation in human salivary gland Carcinomas"J.Oral Pathol Med. 28. 259-263 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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