研究概要 |
平成12年度の研究実績は、昨年同様予定している免疫学的分析法であるELISA.Immuno blotting法による資料の追加を進めてきた。しかしながらImmuno blotting法{Slot immunoblot Assay(SIB)}による結果に再現性の問題が生じ、改めての資料収集の再検討を進めている。ELISAについては対象となった21名について、Porphylomonus gingivalis、Prevonera intermedia.そしてActinobacillus actinomycetemcomitansに対する抗体価の測定を行なうとともに、同対象者のほぼ全員についてのIgG、IgMについての計測が終了し、ELISA unitの算出を行なう段階となっている。SIBに問題が生じたので、先に計画として記載した,Fusobacterium nucleatum, P gingivalis, Treponema denticolaの複数菌を簡略的に定量可能なBANAテストにより,同じ集団の横断的資料について、98年に採取した資料を改めて解析し、今回の研究の主旨が経年的であることを考慮し、98年の対象者の3年後すなわち平成13年の資料をBANA testにより行い、免疫学的(ELISA)で得られた上記の結果に加えて、より総合的な資料へと考えている。来年度は、これらのまとめを行い、少なくとも13年度9月までにまとめ学会報告したいと考えている。
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