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1998 年度 実績報告書

医師卒後教育でのコミュニケーション技法・患者接遇法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 10672133
研究機関久留米大学

研究代表者

牛島 高介  久留米大学, 医学部, 助手 (00213413)

研究分担者 淡河 喜雄  久留米大学, 医学部, 助手 (10194531)
吉田 一郎  久留米大学, 医学部, 助教授 (20182751)
伊藤 雄平  久留米大学, 医学部, 助教授 (90203182)
キーワード卒後教育 / コミュニケーション技法 / 患者接遇法 / 研修システム / 研修医 / 外来小児科学
研究概要

小児科における卒後研修(特に外来小児科学研修)に関するアンケート調査(郵送)を全国の大学小児科教室(82大学小児科教室主任教授宛)を対象に実施。このアンケートに、特に患者接遇法・コミュニケーション技法など「医師の態度」に関する教育の項目を設けた。アンケート内容は、上記の他、研修医の研修方式、卒後研修カリキュラムの有無、大学病院で可能・不可能な研修分野、大学病院での外来小児科学の研修状況等である。回答率は、76.8%(63/82)。患者接遇法・コミュニケーション技法など「医師の態度」に関する教育を行っているのは67.2%。その時期は、小児科研修前か直後が殆ど(95,1%)で、教育時間としては2〜3時間が最も多かった(35.7%)。教育担当者は教授が最も多く (51.2%)、研修医指導医、病棟医長(副医長)の順であった。教育方法としては、講義(87.8%)・実地見学(22.0%)が主で、ロールプレー、模擬患者、ビデオを回答したのは各々1-2施設だけであった。なお研修方式は、小児科のみ研修するストレート方式が最も多く35.5%。成文化した卒後研修カリキュラムがあるのは、準備中も含め72.9%。大学病院での研修対象疾患にかたよりがあると回答したのは43.3%であり、研修できない分野上位3つは、予防接種、乳幼児健診、心身症の順であった。77.0%が大学病院研修に外来小児科学の研修が必要とし、66.8%が現在研修可能であると回答。
上記のアンケート調査結果を基礎とし、小児科卒後研修で特に情意教育・態度学習・患者接遇法教育・臨床医学倫理学等の研修を積極的に実施している施設のカリキュラム及び一部その研修教育担当者の意見を参考に、小児科卒後研修カリキュラ.ムの検討を行った。またより効果的な教育法としてのビデオ、ロールプレー、模擬患者等の積極的な取り入れのための各種教育資料の収集を開始した。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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