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1998 年度 実績報告書

クリプトスポリジウム症のヒト、イヌ、ネコ等の保有率の調査および臨床疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10672188
研究機関日本大学

研究代表者

荒島 康友  日本大学, 医学部, 助手 (10167231)

研究分担者 池田 忠生  日本大学, 医学部, 助教授 (00096760)
熊坂 一成  日本大学, 医学部, 助教授 (20096803)
河野 均也  日本大学, 医学部, 教授 (60059368)
キーワード保有率 / クリプトスポリジウム症 / 人畜共通感染症 / ペット / ヒト
研究概要

Cry.症のヒト、イヌ、ネコ等の保有率の調査及び臨床疫学的研究の初年度として、本邦における人畜共通感染症としてのイヌ、ネコ、フェレット等10種類のペットにおけるCry.の保有状況について糞便の蔗糖浮遊法により調査を行い、知見を得たので報告を行う。
今回の調査に参加した獣医科医院数は9施設であり、動物種および検体数は、イヌ37検体、ネコ25検体、兎2検体、ハムスター11検体、フェレット8検体、子牛3検体、ハト2検体、およびトリ、ムササビ、プレリードッグ各1検体、の10種類103検体であった。これら検体のうちCry.のオーシストが検出できたのは、イヌ1検体(2.7%)およびフェレット1検体(33.3%)のみであった。
しかし、現在のところ全国各地から研究協力を申し出ている獣医科医院があること、および蔗糖浮遊法によるオーシストの検出実習の希望が東京、和歌山、九州の研究グループから申し込みがきていること、さらに、本年7月31日の日本小動物獣医学会においてCry.オーシストの検出実習および講演の依頼がきており、今後の本研究の発展が想定される。
現在までのところ、本研究の交付期間内に行うことの半分以上の成果および具体的予定が完了しているといえる。
今後はさらなる検体数の増加と、ヒトの症例数の増加に努めることと、平成10年度に未完了の部分への成果を全力で上げる予定である。
そのために、今回および今後の調査の結果を第73回日本感染症学会、日本臨床病理学会に発表を行い、かつJICに投稿する予定である。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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