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1998 年度 実績報告書

在宅療養者及び家族を支援する保健婦のケアコーディネート機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10672208
研究機関広島大学

研究代表者

小西 美智子  広島大学, 医学部, 教授 (20161961)

研究分担者 黒田 利香  広島大学, 医学部, 助手 (90304419)
永井 眞由美  広島大学, 医学部, 助手 (10274060)
キーワード保健センター保健婦 / 在宅療養者 / 介護者と家族 / 在宅ケア専門職 / 在宅支援福祉サービス / 相談方法 / 介護者の疾病 / 福祉機関との連携
研究概要

保健婦が在宅療養者及び家族に実施しているコーディネート機能について検討するため、政令市であるH市の8保健センターの保健婦が継続して在宅療養生活及び介護生活について相談・指導・支援している内容とその方法(訪問、電話、保健センターへ来所)、及び在宅療養者の寝たきり度別に、研究者らが作成した調査票から1ヶ月間の状況を分析した。
相談・指導・支援している対象者は家庭訪問する場合は、本人が最も多く、次が妻、娘、息子の配偶者、夫となるが、保健センター来所者で見ると自立度の高い本人、息子、娘が多く、又電話相談をする者としては、妻、娘、息子の配偶者が多く、本人の場合は少ない。
在宅療養生活及び介護生活を支援する専門職に関する保健婦への相談状況を見ると、医師・医療機関に関する相談が最も多く、次がホームヘルパー、訪問看護婦に関する事であり、方法としては訪問が多いが、電話、保健センターへ来所もあった。在宅療養を継続していく際に影響の大きい介護者及び家族に関する状況をみると、介護者・家族の健康問題に関する事項が最も多く、内容は介護疲れ、腰痛、高齢、精神的過労等で、さらに家族の介護負担軽減に関する相談が多い。介護者の疾病に関する事項は腰痛、心疾患、高血圧、糖尿病、膝関節症、脳梗塞後遺症等があった。これら介護者の健康問題、疾患に関する相談は、看護・介護方法に関する相談に比べて、相談者として息子の割合が多かった。社会資源についてみると、ショートステイ導入及び住宅改造に関する相談が最も多く、次が入浴サービス、ディサービスセンター、ディケアの導入に関する事項であった。又利用してからの相談は導入時の半数ではあるが行われていた。相談方法としてはディサービスセンターの場合は電話や来所が多かった。その他福祉事務所や社会福祉協議会と連絡を要する相談も多かった。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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