チャイルドシート着用の義務化に伴う実態調査を岡山・東京及び千葉の地区にてフィールドワークにおいて実施した。具体的な手法としては写真を撮影しその色調からくる色彩感覚から分析をした。その結果、岡山の免許センターではチャイルドシートを展示し身近に触れ合うことができるようになっていた。シートベルトについてはシュミレーションで体験できるような装置もあり、大々的に取り扱っていた。立て看板には高齢者の歩行者から子どものチャイルドシートまで含めた対応となっており、ピンクを基調とし黒色で輪郭を作り、明るい色彩の看板となっていた。一方、東京及び千葉では地下鉄の駅構内にチャイルドシートのポスターが貼ってあり、その内容は漫画家・富永一郎の漫画表現にて一家全員で守る必要性を訴えたポスターとなっており、ワイン色と紺の色彩調和のよいポスターを2枚用いPRしていた。また、デパートなどでは赤色の危険色でメーカーによる警告シールが授乳室に貼ってあったり、横断歩道には横断幕にシートベルトとチャイルドシートの注意を赤色の文字で書き、危険色を使って喚起していた。 チャイルドシートの法制化以前は、こうしたポスターは見られなかったが、法制化されたことで、市民にわかり安い表現で、赤色を基調に仕上げたポスターが目だっていたことがわかった。
|