研究課題/領域番号 |
10680017
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
早川 武彦 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (90114959)
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研究分担者 |
高津 勝 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30034838)
藤田 和也 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (80017673)
関 春南 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30017537)
上野 卓郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30120801)
内海 和雄 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (00092619)
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キーワード | グローバリゼーション / 多元化 / 地域スポーツ / ローカリゼーション / メディア / 公共性・公共圈 / スポーツクラブ |
研究概要 |
12年度は科研費のテーマ「スポーツのグローバリゼーションと多元性」に基づき、いくつかの柱で追究した。特に「日本の1990年代のスポーツ状況」が、新たな資料を渉猟しながら国際化の中でいかに推移したかを究明し、そうした中で、「テレビの放映権料問題と放送・通信業界の再編」も情報の国際化の中での動向として検討された。 また、外国の動向として、国際交流の機会も持った。それらは「ドイツにおけるスポーツクラブの現状と課題」(Georg Anders:Germany)「中国のスポーツと体育」(Robin Johns:Britain)「グローバライゼーションとスポーツ統治:国民国家・欧州連合そして都市」(Ian Henry:Britain)として報告され、それぞれの視点から、国際的な動向と、グローバル化の概念、そしてそれらと地域(この場合は国レベル)との関連が検討された。 その一方で、日本の「『地方分権』の動向と住民参加の行方」や、「『公共圏』論の現状と『スポーツ公共圏』論の可能性」として、グローバル化の中での多元性としての日本の地域での実態、そして理論的多元化の一環としての「公共性」「公共圏」についても深められ、これらはスポーツ科学共同研究室の『研究年報 2000』に掲載された。 今後、グローバル化のトータルな把握と同時に、それらが私たちの具体的な身近な生活上におけるローカル化(ローカリゼーション)、あるいはグロバリゼーションのローカルな基盤の検討が求められる。
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