研究概要 |
Treadmillにより歩行速度、歩行時間を設定して、Teeml00呼気ガス測定装置、およびACSM方式、また、先行研究によるVO2推定式等それぞれの関連性から、より正確で簡易なウオーキング中の消貴カロリー推定式を得ることを目的とした。方法:Treadmillにおける4種類の速度を設定し、ACSM推定式による10分間歩行のVO2を求め、TreadmillにおけるTeem 100呼吸代謝測定装置から得られた消費カロリーとの比較検討を行った。上記の結果による推定式に年令、体重、運動耐容能、速度による補正について検討した。また、野外の平坦路でウオーキング中の呼気ガス測定を実施しTreadmillおよびACSM方式との開連について検討した。結果:VO2の平均値はいずれの場合もACSM方式が低値を示し、その差はそれぞれの速度において約3m1/kg/minであった。野外の平坦なウオーキングコースにおけるVO2はTeem100:11.820m1/kg/min、ACSM:9.451(p<0.001)、消賞カロリーはTeeml00:258.915cal、ACSM:206.100p<0.01)でいずれもACSMが有意に低値を示した。補正因子では、最大酸素摂取量(VO2max)で正の相関を認めたが他の因子では有意な相関は認められなかった。 消費カロリーを推定する式はY=x(歩数)÷3,500×100、Y=3.1×x(時間・分) 上記各条件を考慮して得た推定式は 酸素摂取量:3.5+0.12x(xは歩行速度:分速)m1/kg/min 消費カロリー:(3.5+0.12x)×体重×時間(分)÷200・kcal 体力(最大酸素摂取量)と年齢・体重に若干の補正が必要と考えられるが、今回は対象例が少なかったので正確な補正値は検討できなかった
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