研究課題
巡礼の経路のうちに、他界の風景と重ねて考えられたのではないかと、私が考えている盆地の宗教景観について、調査した。宝永7年(1710年)から、現在までの61冊の納経帳の記載内容の変化について調査した。幕末から明治初期にかけて遍路はその巡礼のルートを大きく変更していることがわかる。特に高知県の入国がゆるされず、それを大きく避ける遍路のルートがあったことがわかった。納経の期日より、1ヶ月余りで廻る遍路と3ヶ月余の期日をかける遍路があることより、廻り方にもいくつかのタイプがあることが考えられる。
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