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1999 年度 実績報告書

「エンプティ・ネスト(空の巣)期」の生活構造と夫婦の生き甲斐に関する研究-実態調査による実証的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 10680115
研究機関奈良女子大学

研究代表者

石川 実  奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (20039118)

キーワードエンプティ・ネスト / 中年期 / アイデンティティ・クライシス / 夫婦の役割改編
研究概要

平成10年度のエンプティ・ネスト自覚に関する調査を踏まえて、平成11年度は、家族におけるエンプティ・ネスト期と人生の中年期との関連を追究するために、次に示すような実態調査を行った。
調査名 家族における「からの巣」期と人生における中年期に関する調査
調査時期 平成11年9月4日〜9月20日
調査方法 調査票郵送留め置き法
調査票配布数 160(前年度調査のサンプルのなかから抽出)
有効回収数 58(有効回収率36.2%)
調査から得られた主たる知見
(1)中年期自覚とエンプティ・ネスト期自覚は相互に密接に関連する。
(2)エンプティ・ネスト期における地位・役割の改編は性別によって異なる特徴を示す。すなわち、男性は父親という地位からの離脱の穴埋めを夫という地位の補強によって行おうとし、妻との関係を強化しようとするのに対して、女性は家族的脈絡を離れた社会関係の強化をはかる。
(3)中年期における地位・役割の改編についても、似た傾向がみられ、男性はそれまでのキャリアー・ラインに沿って改編を行おうとするのに対して、女性はそれまでのライフステージ内にあった関係とは異なる社会関係を見い出し、そこに新しい地位・役割関係を見い出そうとする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石川実,山下美紀,大石美佳: "「エンプティ・ネスト期」自覚と「中年期」自覚に関する-研究"家族研究論叢. 第6号. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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