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1998 年度 実績報告書

生活習慣病予防のための栄養教育効果の評価

研究課題

研究課題/領域番号 10680163
研究機関昭和女子大学短期大学部

研究代表者

渡辺 満利子  昭和女子大学短期大学部, その他部局等, 教授 (20175128)

研究分担者 山岡 和枝  帝京大学, 法学部, 助教授 (50091038)
キーワード生活習慣病予防 / 栄養教育 / 評価 / 食物摂取頻度調査票 / 妥当性 / 介入研究 / 糖尿病ハイリスク群 / 栄養教育マニュアル
研究概要

1.生活習慣病予防のための栄養教育効果を測定することを目的に、65食品リストからなる食物摂取頻度調査票(FFQW65)を開発した。
方法;妥当性の検討を、71人の男性ボランティアを解析対象に、1週間の秤量調査結果との比較により行った。
結果:朝食のエネルギー摂取量のピアソン積率相関係数は0.87であり、FFQW65と秤量調査から求めた実際の値との相違は小さかった(差は-13kcal、差の割合1. 1%)。昼食、夕食、一日量の相関は小さめであった(それぞれ0.52,0.66,0.64)。カリウム、ナイアシンを除く16栄養素の一日当たり栄養摂取量の相関係数は、0.28-0.64の範囲にあった。エネルギー調整相関では、蛋白質、鉄、コレステロールがやや低くなった(0.16,0.14,0.19)が、その他は0.26-0.65の間にあった。
結論:FFQW65は特にエネルギー、脂質、糖質、カルシウム、ビタミンCの個人摂取量の予測には適していると考えられた。
2.生活習慣病予防のための効果的栄養教育の実践方法は、研究デザインを確立し、これに基づく食物摂取頻度調査票回答分析ソフトを開発、および回答結果に対応する栄養教育マニュアルの作成を完了した。対象を、介入群と非介入群に無作為に割付け、栄養教育群(介入)にはFFQW65の回答分析結果に基づき新たに開発した栄養教育マニュアルにより教育を開始した。この評価を、血糖値およびFFQW65に基づく食物摂取状況を指標として、従来の教育群(非介入)との対比により行う。以上により栄養教育実践方法のモデル化は可能となる。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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