研究概要 |
研究代表者をコーディネー夕として、早稲田大学演劇博物館、松竹大谷図書館、松竹関西分室、阪急学園池田文庫、片山家能楽保存財団、京舞井上流などの組織・機関とのネットワークを進めた。 各機関に所蔵・保管されており、整理目録化が進まないために利用されずにいた芸能・演劇関係資料の寄託を受け、アーカイブ作業を開始した。これらの資料は、大きく、1,文献資料、2,写真資料、3,映像資料分けることができる。いずれも、無形文化財が何らかの形で記録化されたものであり、これらの有効利用の実際を具体的に考えていく必要がある。 これらの内でも、保存・補修という意味では最も緊急性を有する劣化の著しい16ミリ動画映像資料は、無形文化財の記録として価値も高く、媒体変換とデジタル編集技術による修復作業を一部開始した。また、特に、動画資料の対象物である京舞井上流に関するデータベースの構築を開始した。
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