• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

初等・中等教育における「新素材とパソコン」を活用した光学実験教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10680179
研究機関宮城教育大学

研究代表者

西山 成郎  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (20006456)

研究分担者 神田 展行  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (50251484)
永田 英治  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20164428)
千葉 芳明  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40113881)
キーワード物理教育 / 光教材 / パソコン活用 / 逆1乗法則 / レンズのはたらき / 偏光現象 / 光と色 / 学習プログラム
研究概要

平成11年度の研究の概要を記す。
1)身の回りにある光に関連したもののうち光源に着目して研究を展開した。点光源から出る光の強さは逆二乗の法則によることが知られている。これを測定する実験教材の開発を行った。市販のインターフェイス及び計測ソフトを活用した。光源とセンサーの距離が十分離れている場合にはこの関係が成立することを示すことができた。さらに、距離が非常に近い場合には逆一乗の法則が成立することを測定できる方法も考案した。光環境の測定にパソコンが活用することを示した実践研究として注目された。(西山)
2)身近な素材を用いて光の屈折現象を理解させる「レンズ」教材の検討を行った。試験管レンズにさとう水や油を入たら;球面カプセルのレンズ;ゆがみぐあいのおもしろい水レンズなどを通して日常的に観察する屈折現象からの教材開発を行った。(永田)
3)偏光による着色現象を用いて不思議な影絵を作ったり、光マジックカードをつくって遊んだりするサイエンス&アート教材の開発を行った。また、屈折現象及び偏光現象をもとにして、偏光による着色現象を理解するための学習プログラムを考案した。(千葉)
4)平成11年度宮城教育大学フレンドシップ事業(理科)で『光と色の不思議』というテーマ実践を行った。ここで中学生を対象に教員養成大学の学生が光と波長、人間の感じる色について授業を展開するプログラムの考案・実践をおこなった。(神田)
1),2)は日本理科教育学会東北支部第38大会(1999.10.31)で口頭発表

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 西山 成郎: "線状光源による強度と距離の逆1乗則検証実験"東北物理教育. 第9号. 15-18 (2000)

  • [文献書誌] 千葉 芳明、加藤宏明: "偏光現象による着色現象を理解するための学習プログラム -屈折現象と偏光現象を基礎にして-"東北物理教育. 第9号. 2-11 (2000)

  • [文献書誌] 太田忠之、神田展行: "光と色の不思議"平成11年度文部省フレンドシップ事業促進等経費実施報告書宮城教育大学理科教育講座. 5-8 (2000)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi