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1998 年度 実績報告書

日本におけるエコ・スクールの展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680190
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

市川 智史  鳴門教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (60274271)

研究分担者 原子 栄一郎  東京学芸大学, 環境教育実践施設, 講師 (70272630)
キーワード環境教育 / エコ・スクール
研究概要

ヨーロッパで実施されているエコ・スクールプロジェクトの仕組みについて、イギリスから資料を取り寄せ、制度の基本骨格を明らかにした。イギリスの場合は、登録、エコ・スクールとしての取り組みの実施、アワードの申請、地域の人たちによる評価、エコ・スクールとしての認定、認定の更新(2年間認定)という流れを持っていることを明らかにした。これについては、1998年5月の日本環境教育学会第9回大会にて発表した。その後、9月にドイツを訪問し、ドイツにおけるエコ・スクールの仕組みと状況を調査した(私費による出張)。その結果、ドイツの仕組みはイギリスとは異なっていることが明らかとなった(この点は未発表である)。
また、今年度は現職教員の研究協力者を含めて、3回の研究会を開催し、日本でのエコ・スクールの基本的な要素や促進方策について、ワークショップ形式で検討を行った。ワークショップの結果は現在とりまとめの最中である。エコ・スクールという特別な学校を想定するのではなく、今の学校がどのようにエコ・スクールへ転換していくか、その方向性、要素、基本的な考え方などをとりまとめ、ガイドブックとして提案できるように研究を進めることになった。
エコ・スクールの要素としては、環境に優しい施設・設備(ハード面)、環境教育・環境学習の取り組み(カリキュラム面)、学校内外での環境保全活動の実践(行動面)、子供、親、教師、地域の意識(ハート面)等の枠組みで基本的指針を開発してみてはどうかとの研究成果を得ている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 市川智史・佐藤真久: "ヨーロッパのエコ・スクールプロジェクトに関する研究" 日本環境教育学会第9回大会研究発表要旨集. 130 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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