研究課題/領域番号 |
10680203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 宮城工業高等専門学校 |
研究代表者 |
松浦 真 宮城工業高等専門学校, 総合科学系理数科, 教授 (40042262)
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研究分担者 |
小波 秀雄 宮城工業高等専門学校, 総合理数科, 教授 (40186713)
小野 堯之 宮城工業高等専門学校, 総合理数科, 教授 (30005342)
生田 信之 宮城工業高等専門学校, 総合理数科, 教授 (50042255)
野本 俊夫 宮城工業高等専門学校, 総合理数科, 助教授 (50099769)
鈴木 勝彦 宮城工業高等専門学校, 総合理数科, 助教授 (80187715)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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キーワード | 理工系離れ / サイエンスセミナー / 体験的学習 / 教材開発 / 簡易分光器 |
研究概要 |
工業高等専門学校は中学生を受け入れ5年間の教育期間を経て専門的技術者を育てるというユニークな教育機関である。本研究は高専がその特殊性を生かし、中学生や小学生に対して自然科学に興味を持たせるような積極的な役割を果たすことが可能であり、恒常的にこのような活動を実現して行くための方法や手段を研究開発することを目的とするものであった。そのため本研究ではどのようにしたら小中学生が理科に興味をもつことになるか、そのための方法、企画等を実際の企画行事に加わる中で研究したことが特色である。具体的には本研究課題の分担者を中心に次のような企画を主催もしくは協力した。 1)本校主催で中学生対象の"わくわく実験科学教室"を平成11,12年度の2年連続で開催し、毎回200名近い中学生の参加を得た。 2)東北電力主催、山根一眞監修の"サイエンス・テーンズセミナー"に協力し、科学屋台に取り組んだ(平成10年度)。 3)花山少年自然の家主催の"親子でサイエンス"を担当し、"光の不思議発見、科学手品で遊ぼう"のテーマを企画、実行した。(平成11年度) これらの活動をとおして以来、われわれが小中学生を対象として実施できた企画の○液体窒素の実験、○強磁性体の実験の他に本研究とおして○ジャイロスコープの実験、○簡易分光器の製作実験、○偏光板実験、○備長炭による乾電池の製作実験、○空中飛行物体の実験等の開発研究を行い、従来の方法に比べより魅力的に楽しめる教材の開発、企画の進め方を研究した。このような活動をとおして、宮城高専が「中学生の理工系離れ解消の対策センター的な役割を果たす」と言う本研究の目的は十分に達成できたものと考えられる。
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