総合的な学習を支援・展開するために、平成11年度においては、次のような内容のホ-ムペ-ジを作成し、児童生徒・教師への支援技法について検討した。 (1)総合的な学習のための参画型プロジェクト 総合的な学習を進めるテ-マとして「俳句と旅」を設定し、全国各地の小中学校や教育関係者に「総合的な学習」の実践を呼びかけた。俳句と自然、芭蕉と地域の歴史、俳句づくり、といったことなどで、研究協力者が各学校で活動・実践をホ-ムペ-ジ化することを支援したり、メ-リングリストを用いて実践を交流した。 (2)総合的学習テ-マデ-タベ-ス 教育学部の教員養成課程学生を対象とした授業において、参加学生が今後の「総合的な学習」の時間に取り組めるテ-マをインタ-ネット上で入力し、Webデ-タベ-スを作成した。それには313件のデ-タが登録され、インタ-ネット上で公開し、教職員など教育関係者が情報を追加・削除・修正できるようにした。 (3)総合的な学習のための実践技法支援Webペ-ジ 「総合的な学習情報交換メ-リングリスト(研究代表者が管理・運営)」で参加者が書き込んだ内容を分析し、「総合的な学習」の実践のためのノウハウ、問題点などを明らかにした。さらに、「総合的な学習」の実践を進めていく上で、学習者や支援者が必要となるプレゼンテ-ションの方法、デジカメの使い方、インタ-ネットでの情報収集・発信などのついて、Web上で紹介するペ-ジを試作した。
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