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1998 年度 実績報告書

分散システム環境を用いた受講支援システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680222
研究機関九州工業大学

研究代表者

吉田 郷子  九州工業大学, 情報科学センター, 講師 (90240910)

研究分担者 望月 雅光  九州工業大学, 情報科学センター, 助手 (70284601)
中村 為雄  九州工業大学, 情報科学センター, 助手 (50145166)
中山 仁  九州工業大学, 情報科学センター, 助手 (80207951)
大西 淑雅  九州工業大学, 情報科学センター, 助手 (50213806)
山之上 卓  九州工業大学, 情報科学センター, 助教授 (00191370)
キーワード教育支援 / 分散システム / マルチメディア
研究概要

1. 分散コンピュータシステムで利用可能な講義支援システムに関する研究成果を調査し,現在課題となっている問題点を以下のように整理した.
・講師側の支援が中心となっており,かならずしも受講者の立場で研究しているとはいえない.
・マルチメディアデータをデータベース化するための方法論や,それらを検索するための技術が成熟していない。また,これらのソフトウエアは高価であり,簡単には購入できない.
・遠隔講義等のマルチメディア機器を利用した講義には,プレゼンテーション用のソフト等を用いて事前準備をする必要がある.ところがこの準備に時間を要することから,従来の黒板に書く方式の講義から脱却できないことが多い.
2. 1の問題点を踏まえて,マルチメディアデータの記録や再生を行なうシステムを試作した.受講者がマルチメディアデータの記録や再生,講師や受講者間のコミュニケーションの支援,および参考資料閲覧などの機能を提供するシステムの試作を行なった。システムは,サーバ・クライアント方式で実現した.サーバは,動画,静止画,音声それぞれの記録と再生及び,各種AV機器をコントロールする機能を持つ.クライアントは,サーバが持つ機能を利用できる.クライアントはJAVAを用いて実現し,Webプラウザからの利用を容易にした。
3. 試作システムを実際の講義(C言語の講義)に適応し,運用実験を行なった.実験では,講師の様子とコンピュータの画面を動画と音声で記録し,黒板を静止画で記録した。また,受講者が記録したデータをWebプラウザから利用できるようにした.その結果、黒板の静止画をプリンターで印刷する学生、数分前の講義の内容を振り返る学生が多数見受けられた。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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