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1998 年度 実績報告書

聴覚障害者のための学生実験支援環境の構築と評価

研究課題

研究課題/領域番号 10680235
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

後藤 豊  筑波技術短期大学, 電子情報学科, 教授 (90205617)

キーワード学生実験 / イントラネット / WWW / 仮想実験 / 聴覚障害者
研究概要

本研究の初年度においては聴覚障害者のための学生実験支援環境を構築することを目的に,技術・運用・教育効果の側面から基礎的な検討を行った.
1. 学生実験支援環境の構築
実現する学生実験支援環境は柔軟な運用を図るためにイントラネット構成とすることを想定し,その中核となるメディアサーバ及びクライアント各1台(設備備品費で購入)を用いて構築のための基礎検討を行った.メディアサーバにはWWW(World Wide Web)サーバの機能とともに,教材(電子化テキスト,仮想実験環境)の配布,レポート作成・添削支援,オンラインレポート提出のためのメールサーバ,成績管理等の機能を持たせるようにした.また,聴覚障害学生とのコミュニケーションを支援するためにチャット機能を付加し,学生と教員がオンラインで会話できるようにした.以上の実験支援環境は基本的にデータベース連携のサーバサイドプログラミングで実現した.サーバには「学生実験室」のホームページを作成してあり,クライアント(学生機)からWWWブラウザを通して必要なすべての操作ができるので,本システムは学生から抵抗なく受け入れられると思われる.
2. 実験教材の開発
(1) コンピュータ技術教育科目の実験テキストをHTML文書として電子化したので,クライアントからWWWブラウザで閲覧できる.この電子化テキストには図とともにアニメーションを挿入したので,例えば,コンピュータ内部のデータの転送・処理に関する時系列的な理解が深められる.一方,学生はレポート作成時に実験テキストの必要な個所を自分の文書にコピーできるので能率がよい.
(2) 仮想実験環境で行う実験教材をオブジェクト指向言語やグラフィックス言語を用いて作成した.これらは実在の機器と同一の外観及び動作を有するように作成してあり,学生が実験の予習・復習や発展的課題への挑戦に利用することができる.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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