研究概要 |
今年度は、2年計画の最終年度である。交付申請書に記した「研究の目的」に基づき、「本年度の研究実施計画」通りほぼ実施できた。 次に、交付申請書の「本年度の研究実施計画」に記した順序で、実施した経過について報告する。 1.関連文献資料等の収集―研究成果報告書執筆には足りる文献を、ほぼ収集できた。 2.日英両国における漫画雑誌と漫画等のテレビ番組についての資料収集―不足していた英国(北アイルランド)側ついても、研究にはほぼ足りる資料を集めることができた。 3.調査結果のまとめ、分析―研究補助学生の協力を得て、収集した児童画の整理を終えた。その後、結果をまとめ、分析、統計処理を行った。 4.論文執筆―調査結果を基に論文を執筆し、オーストラリアでの学会発表に備えた。 5.オーストラリアにて研究成果発表―1999年9月26日、ブリスベーン市で開催された美術教育国際会議(International Society for Education through Art)第30回大会にて、本研究の成果を発表した。多くの質疑応答がなされ、有益であったと考える。 6.研究成果報告書の作成―前述の国際会議での反応や成果を生かして、研究成果報告書を作成した。 主な新たな知見は、「出版物などからの漫画の児童画に及ぼす影響は,両国(北海道と北アイルランド)で大きい。特に、日本における影響は極めて大である。」である。詳しくは、研究成果報告書(冊子体)に記す。
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