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1998 年度 実績報告書

生活科との接続を目指す小学校中学年向け家庭科教育の検討-総合学習の一環として-

研究課題

研究課題/領域番号 10680272
研究機関奈良教育大学

研究代表者

湯川 聡子  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (10078818)

研究分担者 湯川 夏子  神戸学院女子短期大学, 専任講師 (40259510)
キーワード総合的学習の時間 / 小学校中学年 / 家庭科教育 / 調理教育 / 食物教育 / 調理技術
研究概要

〔目的〕総合的学習の時間の開始によって,小学校中学年においても,様々な手法による調理教育が実施されることが見込まれる.今年度の研究では中学年で実施可能な調理教育の内容を提案するために,小学生の調理経験の実態を把握して,基礎的資料を得ることを目標に,小学生対象の調査を行った.
〔方法〕徳島市立津田小学校の調理クラブを対象に予備調査を実施した後,1999年2月〜3月に同小学校と,国立奈良教育大学付属小学校の計2校において全学年児童を対象に質問紙調査を行った.対象児童数は394名で,教室内で担任教師によって実施した.
〔結果〕調査内容は自宅における家事手伝い状況に関する7項目,調理操作に関する35項目および自分で調理したい料理名の3種である.2校の結果はよく一致し,本テーマに関して学校差,地方差は無視できるといってよいことがわかった.3,4年生の段階でコンロの使用,皮むき器,包丁の使用は60%を越えており,中学年における調理実習の可能性を示唆している.卵料理,野菜サラダ,みそ汁などの項目は,経験している比率が高学年において目立って上昇し,90%を越えており,家庭科教育の影響を認めることができる.電子レンジの使用経験は低学年でも7割以上にのぼっており,低・中学年における電子レンジ利用の調理教育導入の可能性を示唆するものである.全体に男女差は大きくはないがケーキやクッキー作り,サラダ作りなどに関して女子優位の結果が認められた.
〔発表〕口頭発表の予定が次の如くである.日本家庭科教育学会第42回大会(1999,7,3),湯川夏子・湯川聰子:小学生の調理経験の実態ー総合的学習の時間における調理教育の導入をめざしてー

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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