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2000 年度 実績報告書

国際比較による算数・数学科カリキュラム・指導・評価のシステム開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680273
研究機関奈良教育大学

研究代表者

重松 敬一  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)

研究分担者 日野 圭子  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (70272143)
キーワードカリキュラム / 国際比較 / 数学的道具
研究概要

本年度の計画とそれに対する研究実績は以下の通りである。
1.前年度の研究から得られた結果に基づいて,「学習ユニット」の構成と評価の視点を明確にする。
=> 学習ユニットの構成では,Plan-Do-SeeのサイクルのPlanの段階において,数学的道具をどう組み込むか,それをどう評価するかを考える。更に,(1)数学的道具の異なる側面(「基礎技能」「表現」「処理」「解釈」「問題解決」「道具づくり」),(2)道具使用の場面(「道具を選んでの計算」「数学的探究や説明の中での道具使用」「日常生活の問題解決における道具使用」「総合的な作業における道具使用」)の2つの軸の中での位置付けを考える。尚,電卓・グラフ電卓の使用を組み込んだ学習ユニットの一部として,「ちらしを使って考えよう」「電卓で遊ぼう」(小学校高学年),「バスケットボールのシュートの正確さを予測しよう」(高校)の授業を考え,実践した。
2.視点に基づいて,算数・数学科カリキュラム・指導・評価をつなぐシステムを考案する。
=> 学習ユニットの構成と評価の視点を織り込んだ具体事例を幾つか考案するところまでを行った。今後の課題が残された。(1)数学的道具を今回は狭い意味で用いたが,数学的活動との関わりなどから,より広く規定していくことが必要である。(2)数学的道具の取り入れを意識するために,指導案を作る上でのガイドラインを更に検討する必要がある。(3)道具の使用を認めるような評価方法についても,更なる検討が必要である。(4)より広く,「道具を使った数学的探究」という総合的な柱についての検討が必要である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 重松敬一,生瀬恵子: "総合的な学習の時間と教科算数との関連"日本・数学教育学会論文発表会論文集. 427-428 (2000)

  • [文献書誌] 日野圭子: "世界の小学校算数教育の動向"日本数学教育学会誌. 82・12. 22-29 (2000)

  • [文献書誌] 重松敬一(共著): "新・算数授業講座,8.個性を生かす指導と課題選択学習の展開"新算数教育研究会/東洋館出版社. 252 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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