この研究は日本の大学生の英語ライティングにおける共通の誤りを確認するための4年間のプロジェクトである。様々な大学の学生のライティングが集められ、その中の誤りを分類しデータベースに入れ分析した。このデータベースはプロジェクトの最終年にライティングにおける共通の誤りのランク別リストを作成するのに使う。1999年度は228のライティングが4つの大学と1つの短期大学から得られた。これらのライティングの中の誤りを調べた。今までのところ110のライティングの中から1773の誤りを分類しデータベースに入れた。これに加え、172のライティングから集められた情報を語学研究センターの1999年度年報に掲載された"Sentence Aberrations in English Writings of Japanese University students"を書くために用いた。次の数カ月間は118のライティングからの誤りを分類しデータベースに入れる。さらにこの研究プロシェクトの現状レポートが語学研究センターの1999年度年報に掲載され又、2000年3月に開催される国際的学会(TESOL2000)でのプレゼンテーションを申し込み受理された。このプレゼンテーションはカナダのバンクーバーで3月17日に予定されていた。しかしながら、当大学の重要な仕事のため取り消さざるおえなかった。この研究の3年目(2000年度)はさらに追加した大学からのデータを集めることになる。ライティングを集めることとそれをデータとして処理する手順は2年目と同じである。この研究の最終年である2001年度はライティングの分析を完成させることと残ったライティングの誤りをインプットするのに充てる予定である。最終のデータベースであるライティングの誤りを分類したランク別リストも完成させ、これを出版し、適切な学会でプレゼンテーションすることを予定している。
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