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1998 年度 実績報告書

薬物乱用・飲酒防止教育に関するカリキュラム開発(社会規範との関連を中心として)

研究課題

研究課題/領域番号 10680293
研究機関常磐大学短期大学部

研究代表者

市村 國夫  常磐大学短期大学部, 生活科学科, 助教授 (20184632)

研究分担者 下村 義夫  岡山大学, 教育学部, 助教授 (80095033)
渡辺 正樹  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10202417)
藤江 善一郎  常磐大学短期大学部, 生活科学科, 教授 (30017686)
キーワード薬物乱用防止 / 社会規範 / カリキュラム
研究概要

本研究では青少年の薬物乱用や飲酒、喫煙等の行動と社会規範意識との関連を明らかにすると同時に、米国など既に薬物乱用が深刻化している国の実状や防止教育プログラムなどの情報を収集、検討して独自の薬物乱用防止教育プログラムの構成要素を明らかにし、枠組みを明示したいと考えた。
国内の中・高校生対象に薬物乱用、飲酒行動と社会規範との関連については、既に実施しているが、薬物乱用は高校生レベルではより重大な問題と考え、今年度新たに2校約400名を対象に追加調査を実施した。結果については現在、解析中であるが薬物、飲酒、喫煙のいずれでも社会規範意識の強さが抑制力になる可能性を示しているが、詳しい結論は解析の最終結果を待ちたい。
一方、薬物乱用に対する態度や抑制力足りうる社会規範意識についてはカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のD.エヴァンス教授を招聰し、また研究代表者がD.エヴァンス教授を訪問して情報収集、意見交換するなかで、その実態を把握してきている。青少年の薬物乱用が深刻なカリフォルニア州での結果では、高校生ともなればビール、ワインは60%、マリファナでも30%、シンナー類で20%が経験し、その数は年々増加傾向にあると言われている。薬物は日本で通常行っているような3〜4種類の分類ではラフ過ぎて実態が把握不可能であるから、もっと細分する必要があること。過去のそれら薬物の使用経験についても時期的に細かい分類で把握する必要があることなどが指摘されている。また、薬物防止教育プログラムを考える場合には、より広く多くの側面から全人格育成を配慮したアプローチの必要性が指摘されている。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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