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1999 年度 実績報告書

家庭や地域社会と相互交流して「生きる力」を育てるための教科の再編に関する調査研究-マルチメディアソフトを活用した、生き抜くための「コミュニケーション技能」の育成に重点を置いて-

研究課題

研究課題/領域番号 10680300
研究機関国立教育研究所

研究代表者

有元 秀文  国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (40241228)

研究分担者 吉田 孝  国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (90158452)
西野 真由美  国立教育研究所, 教科教育研究部, 主任研究官 (40218178)
工藤 文三  国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (30231096)
キーワード生きる力 / コミュニケーション / 教科再編 / 相互交流 / カリキュラム
研究概要

【この研究の目的】
この研究の目的は,「生きる力」を育てるための教科の再編に関する調査研究を行うことにある。特に,家庭や地域社会との相互交流的なコミュニケーションを重視し,ボランティアなどの体験的・総合的学習の推進をめざす。
そのために,生き抜くために必須の「コミュニケーション技能」の育成に重点を置いたカリキュラムの編成と実践を試みる。
【「生きる力」を育てる教科再編の必要性】
「生きる力」とは,いじめに負けない力,困難を解決する力,生き甲斐を発見する力,豊かな人間関係を築く力である。「生きる力」を育てるために教科再編が必要な理由は,子供達がいじめを原因として次々に自殺し,生き甲斐を見失い,不登校が激増するような危機的な状況に対して,従来の教科編成では対応できないと考えたからである。
【「生きる力」に必須なコミュニケーション技能の育成】
「生きる力」に必須のコミュニケーション技能とは,いじめられた時に「いや」と言える自己主張(セルフアサーション)や仲間の苦しみに耳を傾けるピア(仲間)カウンセリングや,困難な問題が生じたときに解決するための討論・ディベートなどである。いずれも欧米先進国のいじめ対策プログラムに取り入れられて著しい効果を上げている。これらの技能を,教室で学ぶだけではなく家庭や地域社会との交流を通した実際的な活動を通して育成する。
【期間内に,明らかにしたこと】
上述の目的を達成するために次の研究を行った。
(1)前年度の研究に基づいて,研究協力者が授業実践等を試みた。
(2)授業実践を観察し、その成果について協議して評価した。
(3)授業実践の評価に基づいて、各実践について報告書を刊行した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 有元秀文: "いじめや暴力を解消するためのピアサポートの学習:学習理論によるピアサポートの評価"国立教育研究所研究集録. 第37号. 1-14 (1998)

  • [文献書誌] 有元秀文: "「リスニングサービス」における学習の拡張:少女たちが耳を傾けるとき"国立教育研究所研究集録. 第38号. 1-16 (1998)

  • [文献書誌] 有元秀文: "「相互交流のコミュニケーション」を学ぶための、国語科の学習指導のあり方"早稲田大学国語教育研究. 第十九集. 13-22 (1999)

  • [文献書誌] 有元秀文: "活発に討論する授業をどう創造するか。:いじめや差別に立ち向かう小学校4年生の授業"国語科教育. 第46集. (1999)

  • [文献書誌] 有元秀文: "Developing New Curriculum for "LEARNING TO LIVE TOGETHER" to promote teaching for peace, tolerance and international understanding"Teacher Education for Peace and International Understanding. 76-79 (1999)

  • [文献書誌] 有元秀文: "「相互交流のコミュニケーション」としての「聞くこと」の学習"国語科教育. 第47集. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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