研究概要 |
本研究では星形分布及び統計的推測理論の研究に関していくつかの重要な研究成果が得られている.まず研究代表者の竹村と研究分担者の紙屋はそれぞれ統計数理研究所発行の統計数理第47巻1号(1999)において概説論文を発表した.竹村は統計数理研究所の栗木哲と共著で正規確率場の最大値の分布を求める方法として最近注目されているtubeの方法とEuler標数の方法の同値性について新たな成果を含め網羅的に概説している.また紙屋は不変確率モデルの特徴付けとして密度関数の関数形を明示的に指定する方法を開発した。 その他の研究成果としては紙屋と竹村によるディスカッションペーパー"Rankings generated by spherical discriminanto analysis"Discussion Paper CIRJE-F-15.Faculty of Economics,Univ.of Tokyo(1998)が日本統計学会誌に近日中に掲載予定となっている.また竹村は主成分分析をスタイン推定の立場からとり扱い栗木と共著でCommunications in Statistics論文を掲載した。
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