この研究の目的は、論理和標準形で与えられた単調論理関数の双対を入力と出力のサイズの総和の多項式時間で求めるアルゴリズムを開発することにあった。この問題は、与えられたハイパーグラフの極小横断を列挙することと等価である。この最終的な目標を達成することはできなかったが与えられたハイパーグラフの列挙をnを入力サイズとしたときO(nlogn)の小さいメモリを用いて行うアルゴリズムを発見した。このアルゴリズムの実行時間は擬似多項式であり、FredmanとKhaciyanによる知られているうちで最善のアルゴリズムとほとんど同じである。また、定数次数のハイパーグラフに対して、多項式時間遅延ですべての極小横断を列挙するアルゴリズムを発見した。
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