研究概要 |
1. 従来の2次元ワープアルゴリズムの計算量が、面像サイズNの指数オーダーである点を問題と考え、文宇認識や音声認識への応用に特化した高速アルゴリズムを提案し,有効性を示した.これにより画像サイズNへの計算量依存性は多項式オーダーに低減された。この新アルゴリズムを区分線形2次元ワープ法と呼ぶ.行単位のワープにおいて,各行上に複数の節点(ピボット)をもうけ,このピボットをDPで最適にワープし,ピボット間は線形補間でワープする. 2. 区分線形2次元ワープ法の文宇認識問題への適用に関して実験を行って,基本的な性能を確認した.本格的な検討は平成12年度の課題となる. 3. 関連して研究を進めていた,筆順フリーオンライン文宇認識アルゴリズムの評価実験を終え,成果を電子情報通信学会論文誌に発表した.
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