研究課題/領域番号 |
10680399
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三浦 逸雄 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20143331)
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研究分担者 |
福田 求 獨協大学, 経済学部, 講師 (40306262)
影浦 峡 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (00211152)
根本 彰 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90172759)
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キーワード | 公共図書館 / レファレンス・サービス / インターネット / 書誌データベース / OPAC |
研究概要 |
本研究は、市民がアクセス可能な社会的な機関としての公共図書館がもつサービス機能に着目し、その情報基盤としての可能性をいくつかの方法によって探っている。本年度は、次のような研究活動を行った。(1)公共図書館現場の専門職員3名と共同研究会を4回実施し、情報アクセス機関としての問題点を検討した。(2)2年目の実験サービス(公共図書館Webの提供、公開端末の設置、新聞・雑誌記事索引データベースの導入)に向けて計画と準備を行った。(3)文献やインターネットによって国内、および国外のサービス実態について情報を収集した。(4)北陸のいくつかの自治体のインターネットを利用したサービスを視察し意見交換を行った。(5)100名余の現場の図書館員を集めて公開シンポジウムを行い、実施状況や実施する際の問題点についての意見を聴取した。(6)研究代表者が作成しているホームページ(http://wolverine.p.u-tokyo.ac.jp)上で、研究活動の公開と意見交換を行った。現在までの検討の結果、問題点の一つは専用線によるインターネット接続の重要性であり、比較的安価な費用で利用できたり、地方自治体でLANをインターネットに接続している都市部の図書館はまだ条件が整っているが、それ以外の図書館では財政的に困難なことがわかった。また、図書館が独自の情報機関たる特色をもつためには、従来の図書館資料提供サービスとの連動が必要なこと、そしてそのためには目録、書誌、索引、抄録データベースとのリンクを十分にはかっていかなければならないことが明らかになった。
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