平成10〜12年度の3年間にわたる研究をまとめて成果報告書として刊行するために、次のような作業を行なった。 (1)『地理学評論』掲載論文に表示された日本語キーワードに関する日本地理学会2000年春季大会での発表をもとに、『地理学評論』に投稿し、その74巻2号に「資料」論文として掲載された。……[11研究発表の雑誌論文の欄を参照] (2)『人文地理』『季刊地理学』『地理科学』の3誌に掲載された論文中の日本語キーワードを収集し、50音順に整理したものを日本地理学会2001年春季大会で発表するとともに、科研報告書に載せた。 (3)文化地理学の分野に関する用語を『地理学文献目録』第9集・第10集などから収集・整理した作業結果を原稿にまとめて、奈良女子大学文学部の紀要や『人文地理』に投稿し、さらに、1309語の日英対訳用語集を科研報告書に載せた。……[11研究発表の雑誌論文の欄を参照] (4)『地理学文献目録』第9集・第10集に採録された最近10年間(1987〜1996)の文献タイトル(約2万件)から地理用語を収集・整理する作業、および、代表的な3種の地理学用語辞典(IGU『国際地理学用語辞典』・『地理学辞典』(二宮書店)・『人文地理学辞典』)の見出し語を分野別に整理する作業を、大学院生の作業補助を得て行ない、ソフト(エクセル)を使ってフロッピーにまとめた。 (5)上記(4)の成果をもとに、地理学の諸分野ごとの重要用語を分野別に整理し、地理学シソーラスの原形となる分野別の主要な重要用語一覧を作成した。 (6)以上の成果を研究成果報告書にまとめた。
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