研究概要 |
本年度は,昨年度行ったアンケート調査をふまえた,寿命に制約のある商品の在庫・流通システムの構築についてのモデルを示すことができた.その成果については,本年度科研費の支援を得て,イタリア・フィレンツェで開催されたThe International Symposium on Logistics(ISL'99)において,「Logistic system taking the consideration of Lifecycle management for style goods」と題する研究発表を行った.また,アイルランド・リムリックで開催されたThe 15th International Conference on Production Research (ICPR)において,製品ライフサイクル管理に関連する研究発表を行った.さらに,本科研費テーマに関わる学会誌掲載論文としては,日本経営工学会誌に1編,オフィス・オートメーション誌1編,日本経営システム学会誌2編,International Journal of Production Economics誌に1編,統計数理研究所共同研究レポートに1編を報告している.その他に本科研費テーマに関わる共著書としてマーケティングに関して1冊,生産システムに関して1冊出版した.本科研費テーマに関わる国内大会での口頭発表は,日本経営工学会,オフィス・オートメーション学会,日本経営システム学会,経営行動研究学会,日本品質管理学会において,中小企業の協同店舗展開のモデル化と効果,システムの階層性を考慮した数量化3類によるビジネスプロセス構築,ユーザレベルに応じたマニュアル設計に関する研究,グローバル経営時代のシステマティックTQMアプローチ等の内容について口頭発表している.
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