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2000 年度 実績報告書

危険認識における知覚機能の役割と仮想現実感システムへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 10680444
研究機関東北大学

研究代表者

今村 文彦  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40213243)

研究分担者 平石 哲也  国土交通省港湾技術研究所, 水工部, 室長(研究職)
キーワード人間行動 / 避難システム / 視覚情報 / 危険認識
研究概要

津波のような大災害時において人的被害を最小限にくい止めるためには,迅速な住民の避難行動が重要であり,その行動特性に応じた地域計画・避難システムが必要である.そこで本研究では沿岸地域の住民に対して,避難訓練調査およびヒアリング調査を行うことにより津波避難に対する意向を把握し,その結果を導入した避難シミュレーションモデルを開発することを目的とした.従来の経路選択判断モデルである総合的判断基準を改良し,個人的な意志や認識を外生的に入力できるモデルへと改良を行った.この改良した避難シミュレーションを,対象地域の仙台市若林区貞山堀より海側の全住民に適用した.まず,道路・交差点,避難場所,橋脚などを表現するネットワークデータを作成した.これは,ノードとリンクで構成され,既存の都市計画図より求めた.ヒアリングが得られた世帯はその結果をそのまま入力することとし,それ以外の世帯はヒアリング調査結果の割合,および区役所からいただいた町名別世帯構成人員別統計のデータより仮定した.目指す避難場所を各世帯によって区別することにより,対象地域から離れた内陸の方への避難者も表現することが出来た.また,道路に住民が集中することにより,交通密度が大幅に増加し,予定していた経路とは異なる周辺の道路へ迂回する世帯が多く観察された.対象地域における交通渋滞の危険性を示すことができ,交通密度を減らす等の何らかの対策が必要であることが示された.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 今村文彦 ら: "視覚情報・地理認知度を考慮した避難行動モデルの開発"土木学会東北支部技術発表会. IV-73. 524-525 (1999)

  • [文献書誌] 鈴木介,今村文彦: "津波来襲時の避難行動に関する現地調査"土木学会東北支部技術発表会. IV-2. 418-419 (2000)

  • [文献書誌] 鈴木介,今村文彦: "津波来襲時の避難行動に関する現地調査"土木学会年次学術講演会講演概要集. II-071. (2000)

  • [文献書誌] 鈴木介,今村文彦: "仙台市における津波意識および避難行動に関するアンケート調査"日本自然災害学会学術講演会講演概要集. 2-40. 171-172 (2000)

  • [文献書誌] 今村文彦 ら: "津波避難数値シミュレーション法の開発と北海道奥尻島青苗地区への適用"自然災害科学. Vol.20(印刷予定). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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