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1998 年度 実績報告書

水循環研究における水の安定同位体比の利用

研究課題

研究課題/領域番号 10680500
研究機関京都大学

研究代表者

杉本 敦子  京都大学, 生態学研究センター, 助教授 (50235892)

研究分担者 中尾 正義  名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (90142695)
開發 一郎  広島大学, 総合科学部, 教授 (60160959)
大畑 哲夫  北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (90152230)
沼口 敦  東京大学, 気候システム研究センター, 助教授 (30237797)
山中 大学  神戸大学, 大学院・自然科学, 教授 (30183982)
大手 信人  京都大学, 農学研究科, 助教授 (10233199)
キーワード水循環 / 安定同位体 / 土壌 / 植生 / 水蒸気 / シベリア / チベット / 東南アジア熱帯林
研究概要

1) 京都周辺の森林におけるケーススタディ
桐生(ヒノキ植林地)において、降水、土壌水、河川水、地下水、植物体内の水の同位体比を分析するためのサンプリングを行い現在分析中である。植物中の水は日本のような湿潤な地域では降水の同位体比の変化に連動して変化が大きい。また、植物中が蒸散して大気に戻す水の同位体比も土壌水(20〜30cm程度の比較的浅い層)の同位体比の変化と対応していた。
2) シベリア(ヤクーツクとティクシ)、チベット高原とネパール、ブータン(約10点)、東南アジア(タイ国内3点)の降水のサンプリングを行い分析を開始している。また、ヤクーツクでは土壌水、植物中の水の同位体比の季節変化を観測した。シベリアでは夏の降水にd値が極めて低い降水が観測されたのに対し、チベットではd値が20程度と高かった。
3) モデル化
東大気候システム研究センターの大循環モデルへの同位体比の組み込みを行い、チベット高原における降水の同位体比の解析を開始した。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2013-11-08  

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