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1999 年度 実績報告書

複数衛星センサー画像と地理情報システムによる日本海流出重油の追跡と影響予測

研究課題

研究課題/領域番号 10680503
研究機関神戸商船大学

研究代表者

香西 克俊  神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (30186613)

研究分担者 境田 太樹  神戸商船大学, 商船学部, 講師 (20263410)
福士 恵一  神戸商船大学, 商船学部, 教授 (20108848)
石田 廣史  神戸商船大学, 商船学部, 教授 (60031473)
東上床 智彦  財団法人 リモートセンシング技術センター解析研究部, 研究員
キーワードEOF解析 / 海面高度時空間変動 / ナホトカ号船首部漂流 / 日本海南部海域 / 地衡流向流速場 / 断水渦 / 2年周期変動
研究概要

平成11年10月12日より10月25日まで東京大学海洋研究所所属研究船白鳳丸によるNEAR-GOOSプロジェクトのための日本海における研究航海に乗船し、NOAA/AVHRR及びTOPEX/POSElDON衛星と同期したナホトカ号沈没地点を含む日本海南部海域の流向流速、水温塩分観測を実施した。その結果、沈没地点周辺での漂流油分は確認できなかったものの、NOAA/AVHRR海面水温画像及び現場水温データから直径約200kmの暖水渦とそのまわりの冷水の進入を捉えることができ、現在TOPEX/POSEIDON衛星高度計データと合わせて解析中である。また、地理情報システムを用いた衛星画像データベースの開発に関しては、表層海流に影響を及ぼす地衡流向流速場を明らかにするため、ナホトカ号船首部漂流期間を含む1993年から1997年までの日本海南部海面高度場をTOPEX/POSElDON衛星高度計データを用いて開発した。時間及び空間変動を分離して解析できるEOF(経験的直交関数)解析を行った結果、時間的には6ケ月及び2年周期の変動が卓越し、空間的には沿岸に近づくほど海面高度の振幅が大きくなる現象が明らかになった。平成12年度はナホトカ号沈没船体部分からの漂流油をERS衛星高度計データを用いて追跡するとともに、前述の白鳳丸データと衛星海面高度場データベースを組み合わせることにより、漂流予測を行う予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 香西克俊: "ナホトカ号船首部漂流期間を含む日本海南部における衛星海面高圧場の変動"海洋気象学会誌 海と空. 75巻2号. 21-34 (1999)

  • [文献書誌] 香西克俊: "TOPEX/POSEIDON 衛星高圧形による日本海南部海域の海面高圧変動"海洋気象学会誌 海と空. 75巻3号. 20-23 (2000)

  • [文献書誌] Katsutoshi Kozai: "SPILLED OIL TRAJECTORY ASSESSMENT BY USING TOPEX/POSEIDON"Interintisal Archiwes of Photogrammetry and Remote Sensag. Part B. (2000)

  • [文献書誌] 香西克俊: "日本海南部における衛星海面高度場のEOF解析"2000年度日本海洋学会春季大会講演要旨集. 129 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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