• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

ノア画像を用いたシベリア・極東地域の大規模森林火災の回復評価方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10680533
研究機関東北大学

研究代表者

工藤 純一  東北大学, 大型計算機センター, 助教授 (40186408)

研究分担者 田村 正行  国立環境研究所, 社会環境システム部, 室長(研究職) (90109900)
川村 宏  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40169769)
キーワードNOAA / シベリア / 森林火災 / ロシア / 雲域除去 / 極東 / ノア / 森林回復
研究概要

本研究は既に提出している研究実施計画に基づいて行われた。以下に平成11年度の研究実績概要を述べる。
1 画像中に含まれる雲域を自動的に連続的に除去する方法の開発:
この研究は予定通り進行し、国内外の学術論文誌に3編(1編は印刷中)が掲載され、国際会議(IGARSS'99、ドイツハンブルグ)では1編を発表した。
2 過去の火災発生地点および火災焼失面積の調査:
ロシア科学アカデミーシベリア支部を訪問し、森林火災の研究についてレビューを受けるとともに、1998〜1999年にシベリア地域で発生した火災地点およびその焼失面積のデータ調査に協力を受けた。
3 年毎の火災発生頻度と火災の期間の調査:
これは2と同様にロシア科学アカデミーシベリア支部クラスノヤルスクスカチョフ森林研究所の協力を得て、現在も進行中である。
4 火災の周期性や地域性の調査:
これは2と同様にロシア科学アカデミーシベリア支部クラスノヤルスクスカチョフ森林研究所およびロシア科学アカデミー極東支部経済研究所の協力を得て、シベリアおよびロシア極東地域について現在も進行中である。
5 過去のノアデータの収集:
極東地域で受診したノアデータの収集は1996年まで完了した。現在も過去のデータ収集は継続中である。
6 森林回復結果の評価に必要な解析プログラムの開発:
既にワークステーションでは解析プログラムのプロトタイプが完成し、計算機によって得られた結果と現地から収集した地上での実測結果の照合作業が行われている。
来年度は、本研究の最終年のため研究成果の評価を受けるとともに、研究の総括を行う予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] J.Kudoh: "Construction of Siberian Image Database using NOAA AVHRR with Russian Communication Satellite Network"IEEE 1999 International Geoscience and Remote Sensing Symposium. 1161-1163 (1999)

  • [文献書誌] J.Kudoh: "Forest Fire Detection in Far East Region of Russia with NOAA-15 in 1998"IEEE 1999 International Geoscience and Remote Sensing Symposium. 182-184 (1999)

  • [文献書誌] W.H.Lee: "Clouds Elimination Method for Temporal Analysis in Far East Region with NOAA AVHRR"IEEE 1999 International Geoscience and Remote Sensing Symposium. 628-630 (1999)

  • [文献書誌] K.Kawano: "Forest Fire Detection in Far East Region of Russia by Using NOAA AVHRR Images"IEEE 1999 International Geoscience and Remote Sensing Symposium. 858-860 (1999)

  • [文献書誌] 河野公一: "3次元ヒストグラムを用いたNOAA AVHRR画像からの海域の抽出法"画像電子学会誌. 28. 704-711 (1999)

  • [文献書誌] 李 宇炯: "地域パラメータを利用したNOAA AVHRR画像の雲域判定"画像電子学会誌. 28. 339-348 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi